2026.08.31
商業施設・店舗のデッドスペースを収益化する方法|有効活用例を比較
商業施設や店舗の敷地内に、植栽帯や緩衝帯の余白、搬入口横の作業スペース、複数ある駐車場のうち利用頻度が低い区画、店舗裏手の資材置き場、敷地内の変形地など、ほかの用途では活用しにくいスペースはありませんか。
こうしたデッドスペースも、活用方法を見直すことで、新たな収入源につなげられます。
本記事では、商業施設や店舗のデッドスペースを活用する方法について、それぞれの特徴や向いているケースを比較し、自社の施設に適した空きスペースの活用方法を解説します。
この記事のポイント
- 敷地内の未活用スペースも、活用方法を見直すことで新たな収入源につなげられる。
- 低圧系統用蓄電池は、来客導線や来客数、視認性・アクセス性に左右されにくく、目立ちにくいスペースでも設置を検討できる。
- 低圧系統用蓄電池は車2台分ほどのスペースから設置を検討でき、既存の造成済みスペースをそのまま活用できる。
- ユニバーサルエコロジーの低圧系統用蓄電池は、蓄電池設備を購入・運用することなく、空きスペースを提供して賃料を受け取れる仕組み。初期費用や運用・保守費用の負担もない。
商業施設・店舗の敷地内の空きスペース、活用方法を比較
敷地内にある屋外のデッドスペースには、自動販売機やEV充電器、駐車場シェア、広告媒体、宅配ロッカー、シェアモビリティなど、さまざまな活用方法があります。それぞれ特徴や向いている条件が異なるため、自社の施設や敷地の状況に合った方法を選ぶことが重要です。
| 活用方法 | 必要スペース | 収益化の方法 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
低圧系統用蓄電池![]() |
6坪程度(駐車場2台分程度) | スペースの賃料 | 来客導線や来客数に左右されにくく、目立ちにくいデッドスペースを収益化できる |
自動販売機![]() |
1~2坪程度 | 売上・設置料 | 手軽に始めやすい一方、利用者数に左右されやすい |
EV充電器![]() |
駐車区画数台分 | 利用料 | 来店客の滞在時間を活用できる |
駐車場シェア![]() |
駐車区画数台分 | 利用料 | 駐車スペースを一般利用者向けに貸し出せる |
広告媒体![]() |
小規模なスペース | 広告料 | 壁面やフェンスなどを広告スペースとして活用できる |
宅配ロッカー![]() |
1~2坪程度 | 設置料など | 大きな設備投資をせず、敷地の一角を提供できる |
シェアモビリティ![]() |
自転車数台分 | 設置料など | 電動キックボードやシェアサイクルのポートとして活用できる |
このように、来客からの視認性やアクセスのしやすさが重要となる活用方法とは異なり、低圧系統用蓄電池は、来客導線や来客数に左右されにくく、目立たないスペースでも活用を検討できる点が特徴です。
商業施設や店舗への設置が向いている低圧系統用蓄電池とは
低圧系統用蓄電池とは、電力会社の低圧配電線に接続し、電力の需要と供給のバランスを調整するために活用される蓄電池設備です。
運営事業者が電力市場での取引などを通じて収益化を目指す仕組みで、ユニバーサルエコロジーでは、蓄電池の設置から運用・保守までを行います。
空きスペースを提供する企業様は、蓄電池設備を購入・運用する必要がなく、初期費用や運用・保守にかかる費用を負担することなく、設置スペースの賃料を得ることができます。
なお、土地を所有している企業様だけでなく、借地している商業施設や店舗でも、契約期間や地主様の承諾など一定の条件を満たせば、設置スペースとして活用いただける場合があります。契約に関する詳しい確認事項については、お問い合わせください。
詳しい仕組みや収益化の方法については、別コラムで詳しく解説しています。
低圧系統用蓄電池が空きスペースの活用に適している理由
商業施設や店舗の空きスペースを活用する方法のひとつである「低圧系統用蓄電池」には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、「設置のしやすさ」と「店舗側の負担の少なさ」という2つの観点から、その理由を解説します。
①目立たないデッドスペースを活用しやすい
低圧系統用蓄電池は、来客に利用してもらう設備ではなく、電力系統に接続して充放電を行う設備のため、来客からの視認性を必要としません。そのため、店舗の主要な動線から離れた場所にも設置を検討できます。
駐車場2台分(約6坪)のスペースがあれば設置を検討でき、次のような場所が候補となります。
- 敷地境界沿いの植栽帯・緩衝帯の余白
- 搬入口横の作業スペース
- 利用頻度の低い駐車区画
- 店舗裏手の資材置き場
- 敷地内の変形地
低圧系統用蓄電池は、高圧系統用蓄電池のように広い敷地を必要としないため、すでに造成された土地をそのまま活用できます。大掛かりな造成工事や基礎工事を新たに行う必要がなく、既存のスペースをそのまま活用しやすい点も特徴です。
ただし、設置できるかどうかは、空きスペースの有無だけでなく、設置予定地周辺の電柱や配電線の状況など、敷地条件によって判断されます。そのため、候補となるスペースがあっても、実際の設置可否については事前の確認が必要です。
② 店舗側の設備投資や運用負担を抑えやすい
一般的な低圧系統用蓄電池事業では、蓄電池を活用した電力市場での取引による収益化を目指すケースがあります。
一方、ユニバーサルエコロジーでは、企業様に蓄電池設備への投資や運用をしていただくのではなく、敷地内の空きスペースを提供いただくことで賃料をお支払いする仕組みを採用しています。
ユニバーサルエコロジーが設備の設置・運用・保守まで対応するため、店舗側で電力市場での取引や設備の管理を行う必要はありません。また、売電収益や電力市場の価格変動を管理する必要もなく、空きスペースを提供することで、新たな収入源として活用できます。つまり、施設側は蓄電池設備を購入・運用することなく、空きスペースを提供するだけで賃料を得られます。
低圧系統用蓄電池の対象施設や設置条件について詳しくは、以下をご覧ください。
低圧系統用蓄電池を設置する際の注意点
低圧系統用蓄電池を商業施設や店舗の敷地内に設置する場合は、スペースの確保だけでなく、安全面や周辺環境、工事期間、既存設備への影響なども確認する必要があります。ここでは、設置前に確認しておきたい主な注意点を紹介します。
借地の場合は地主様の承諾と契約期間の確認が必要
商業施設や店舗が借地の場合、「地主様の事前承諾」と「借地契約の残存期間が一定期間以上ある」ことが設置の条件となります。
ユニバーサルエコロジーでは、地主様へのご説明や合意形成について、店舗オーナー様と並走してサポートします。
安全対策や騒音への配慮が必要
低圧系統用蓄電池は屋外に設置する設備であるため、関係者以外が設備に近づかないよう、安全対策が必要です。
また、稼働中は機器を冷却するファンから音が発生するため、周辺環境への配慮も求められます。
特に住宅が隣接する敷地では、騒音への配慮が欠かせません。ユニバーサルエコロジーでは、関係者以外の立ち入りを防ぐ目隠しフェンスを設置し、周辺環境に配慮した防音対策も行います。
工事期間中の搬入経路や作業スペースを確認する
低圧系統用蓄電池は、店舗本体の電気設備とは別系統で接続するため、通常は店舗の営業に影響する停電は発生しません。
ただし、設置工事の内容によっては一時的な作業音が発生するほか、設備の搬入時に車両の出入りや作業スペースの確保が必要となる場合があります。工事期間は現地の状況や系統連系に関する手続きなどによって異なるため、現地調査のうえで施工内容や搬入経路、作業スペース、工事期間などを事前に確認します。設置にあたっては、法令上の取扱いについてもあわせて確認いたします。
まとめ|デッドスペースの収益化に低圧系統用蓄電池という選択肢
商業施設や店舗の空きスペースには、自動販売機やEV充電器、駐車場シェア、広告看板、低圧系統用蓄電池など、さまざまな活用方法があります。それぞれ、必要なスペースや立地条件、来客動線への影響、収益の仕組みが異なるため、自社の敷地や店舗運営に合った方法を選ぶことが重要です。
特に、来客からの視認性を必要とせず、店舗の主要な動線から離れたデッドスペースを活用したい場合は、低圧系統用蓄電池も選択肢の一つです。 太陽光発電のように日当たりを必要としないため、施設に太陽光発電設備が導入されていない場合でも、低圧系統用蓄電池による空きスペースの活用をご検討いただけます。
未活用スペースを新たな収入源として活用することで、資産の有効活用と収入源の多角化につなげられます。
すでに商業施設や店舗をお持ちで、敷地内の空きスペースの活用を検討している企業様は、低圧系統用蓄電池の設置スペースとしての活用もご検討ください。詳しい対象施設や設置条件については、以下をご覧ください。












