不具合・トラブル事例

太陽光発電システムの不具合・
トラブル事例

太陽光発電システムはメンテナンスフリーではありません。
太陽光発電システムは、時間経過とともに劣化し、それに伴い発電量も低下していきます。
また、太陽光発電システムが電気設備である以上、様々な要因によってトラブルが発生します。
長期間安心安全のもと、長期間安定して高稼働率を維持し、最大発電量を実現するためには、定期的にかつ適切なメンテナンスが必須です。主な不具合事例をご紹介します。

雑草の繁茂_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

雑草の繁茂

雑草が伸びることで太陽光パネル上に影がかかり、発電量が大幅に低下します。定期的に草刈りをすることで、作業時の配線切断ミスや雑草侵入による機器故障を未然に防止することができます。

パネル破損_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

太陽光パネル破損

強風による石や木片などの飛来物、カラスによる投石などによって、太陽光パネルが割れたりヒビが入ったりします。割れた部分から水が入ることで発電量が落ちるなど被害が拡大する恐れがあります。太陽光パネルの交換だけでなく、鳥害対策を講じることも有効です。

パネル飛散_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

太陽光パネル飛散

台風などの強風・暴風による太陽光パネルの飛散。
架台ボルトの増し締め作業を行い、ボルト緩みによるパネル飛散を防止します。破損・飛散した太陽光パネルによる感電や漏電には注意が必要です。

積雪_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

積雪

太陽光パネル表面の積雪は、発電量低下のみならず、パネル破損設備劣化の要因へとつながります。パネル間が凍ると、パネル上の雪が下に落ちなくなるため、パネル間の隙間を埋める作業を行います。発電量の低下・荷重による故障の原因となる積雪からパネルと架台を守ります。

鳥の糞_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

鳥の糞

太陽光パネルの一部が鳥のフンなどの付着物の影により、長時間発電できない状態が続くと、ホットスポットというセルの発熱・焼損の原因になります。
太陽光パネル表面の汚れは発電量の低下に直結します。発電量低下やパネル故障、設備劣化の原因となる汚れを専用の機械を使って洗浄します。

雨水による地表の浸食_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

雨水による地表の浸食

パネル下の土壌が降雨により侵食したまま放置すると架台が倒れる危険性があります。地表面の浸水を防ぐために防水シートを施工したり、斜面に堰を施工して、表面流水を排水施設に誘導します。

太陽光発電システムの不具合・トラブル事例_杭の沈下によるパネルの歪み

杭の沈下によるパネルの歪み

野立て太陽光発電所で地盤が柔らかく杭が沈んでしまったことで、架台や太陽光パネルの歪みが発生する場合があります。放置するとパネル割れが起こったり、発電量の低下につながります。

架台の発錆_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

架台の発錆

太陽光パネルの架台は、アルミ、スチール、ステンレスなど主に金属が使用されており、経年劣化によって錆びる場合があります。特に海が近い塩害地域では、潮風などの影響により他の地域よりも架台が錆びやすい傾向があります。錆を放置すると、重量のある太陽光パネルを安全に固定できなくなり強度が損なわれるため、防錆対策として部品の交換もしくは錆止め塗装をします。

配線下がり_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

配線下がり

太陽光パネルの裏側には、ケーブルが配線されています。施工不良により、配線がしっかり固定されていない場合、火災の原因に繋がる恐れがあります。
ケーブルの配線が弛み、ケーブルの断線、経年劣化によるコネクタの故障がないかなど、ケーブル周りも定期的にチェックする必要があります。

パワコン浸水による錆_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

パワコン浸水による錆

パワーコンディショナーは、浸水によってショートや発熱することがあります。
パワコン故障予防のため、水の侵入ヵ所の調査を実施の上、浸水対策をいたします。

PCSファン腐食_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

PCSファン腐食

パワーコンディショナー内の温度が高くなりすぎないよう、パワコンには冷却機能としてファンが実装されています。ファンの不具合を放置すると、パワコンの冷却が適切に行われず、発熱によりパワコンが停止するため、定期的にフィルター清掃を実施いたします。

SOG浸水_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

SOG制御装置の浸水

SOGとは、短絡や地絡を検知した際、UGSやPASを開放・遮断して機器を遮断し波及事故を防止する装置です。系統側に影響を及ぼす恐れがあるため機器交換をいたします。

落雷による基盤の焼損_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

落雷による基盤の焼損

太陽光発電の落雷トラブルの多くは、直撃雷ではなく誘導雷です。近くに落ちた雷で発生した電圧が誘導電流を起こし、周囲に影響を及ぼすため、パワコンや通信機器へ間接的な不具合・故障が生じます。発電できていないなど、監視アラートの内容から現地調査が必要と判断される場合には、専門業者が速やかに現地訪問し、復旧に努めます。弊社は全国47都道府県に拠点を構えているため、緊急トラブルが発生した場合でも早期復旧が可能です。

塩害による絶縁不良_太陽光発電システムの不具合・トラブル事例

塩害による絶縁不良

塩害地域で使用されるパワーコンディショナーは、塩害の影響を受けやすいです。
塩分がパワコンの内部に侵入すると回路や部品が腐食し、パワコンの性能が低下するだけでなく、パワコンが動作不良となり、発電しなくなる恐れがあります。機器の交換をいたします。そのため、塩害対策に特化した防水性や防錆性の高い機器への交換対応をいたします。

発電所の性能を100%発揮するには
不具合が起こる前に定期的点検と予防が必要です!


TOP