コラム

「自家消費型太陽光発電設備の出火リスクは?押さえておきたい火災のこと」 

2019年1月に消費者庁から「住宅用太陽光発電システムに起因した住宅の火災事故に注意!」という文書が発表されたことは記憶に新しいことと思います。

 

住宅用太陽光発電システムと、企業が設置する事業用の太陽光発電設備とでは機器そのものが異なっており、住宅用に設計された機器を事業用として使用することはまずありません。また、完工後の竣工検査や自主検査が義務付けられていたり、安全管理について厳しい基準が設けられていたりしますので、この消費者庁の発表をそのまま事業用の太陽光発電設備にあてはめて考える必要はありません。

 

しかし、電気を使用した設備ですので、自社の太陽光発電設備のリスクを正しく認識しておくことは重要なことです。

 

このコラムでは、太陽光発電設備に起因する火災の原因や、その対策について解説しています。

 

 

自家消費型太陽光発電設備で火災リスクが高まるケース

この項目では、まず自家消費型の太陽光発電設備における火災発生の原因要素を紹介していきましょう。

 

配線不良・施工不良

経済産業省は、安全に電気を使用するために「電気設備に関する技術基準を定める省令」という法律を制定しています。このなかでケーブルの接続方法や、延長する方法などを具体的に指定しています。電線をつなぐコネクターの緩み、適切なカバーがされず電線の一部が露出した接続などは、ショートやスパークした火花が周囲の枯れ葉や木の枝などの燃えやすいものに引火することがあるからです。

 

本来あってはならないことですが、コストダウンのために、工事に必要な知識・技能が不足している作業員を現場に投入されていたり、現場管理がきめ細かく行われていない事例や、知識不足により規格・容量を満たしていない材料を使っていたりといったケースが存在します。EPC事業者は、太陽光発電設備の施工実績を基準に慎重に選ぶことが重要です。

 

清掃不足によるゴミの蓄積

太陽光発電設備は機器や配線が屋外に存在します。その周囲に枯れ葉やゴミが溜まると虫が発生しやすくなり、それを餌とする小動物がやってくることがあります。虫や小動物が原因の短絡・火災事故は案外多く発生しています。

 

落雷などの自然災害

落雷、地震などの自然災害によって太陽光発電設備が損傷を受け、火災に繋がることもあります。屋外に設置する以上、絶対に安全な場所というのはない、という認識を持っておくことが大切です。

 

自家消費型太陽光発電設備の火災リスクや火災時の被害を抑える方法

前の項目では、火災が起こる原因をまとめましたが、ここでは火災のリスクを低減する方法や備え方について解説します。

 

自社の使っている設備が抱えるリスクを理解する

前の項目で紹介したように、太陽光発電設備の不備によって火災のリスクが上がることがあります。そのため管理者は、「自社にソーラーパネルがあることは知っている」という認識ではなく、どんなリスクが潜んでいるのかを知っておく必要があります。仮にリスクが高い状態であれば、信頼できる業者に相談して危険を回避できる方法を探りましょう。

 

・施工上の問題

屋根上に設置する以上、社屋内を一時的に作業員が通ることもあります。無用の事故を避け、作業者の経験や資格取得状況を確認するためにも、着工前に作業員名簿の提出を求める、ということも一つの方法です。

 

・日常管理の問題

やはり、定期的なメンテナンスを依頼することが一番だと思われます。屋外に設置されている以上、落ち葉等のごみや鳥のフン、雨水による汚れは避けられません。O&M業者が定期的に点検することで、設備の安全性を保つことができます。

 

・天候や落雷のリスク

落雷自体を避けることは不可能です。対策としては避雷針の防護角の中に納まるように設置したり、場合によっては避雷針を増設したりといったことも検討しなければなりません。避雷針については建築基準法に準拠して設置します。

 

メーカー保証だけでなく火災保険・動産総合保険に加入する

メーカー保証は製品の性能、製造者に起因する故障を保証するだけで、第三者行為による損害や、二次被害までは保証してくれません。太陽光発電設備の火災による経済的損失、第三者への損害賠償に備えるには、火災保険や動産総合保険が有効です。

 

「火災保険」は、名前の通り火災に対する備えになるだけでなく、台風や落雷、飛来物や降雪などによる損害も補償されます。

 

一方「動産総合保険」は、火災や自然災害の損失をカバーする点で火災保険と共通する部分が多くあります。しかし、太陽光発電設備のような一つ一つの設備を対象に保険がかけられることや、保証額に上限が無いことなどの特徴を持っています。そのため、必要と思う資産(設備)に集中して保険をかけられるメリットから、太陽光発電設備のように何十年も使うことを前提とした設備には向いています。

 

自社の状況に合った保険を選択するには、まず保険商品の内容を詳しく知る必要があります。太陽光発電設備の保険選びについては以下で詳しく記載していますので、ぜひ参照してください。

 

→「太陽光発電 保険」記事はこちら

 

自家消費型太陽光発電設備と火災リスクまとめ

自家消費型太陽光発電設備について、火災が起こる原因やその対策をまとめました。

 

企業として注意すべき要点を短くまとめると、以下の点が上げられます。

・これから設備を導入する企業は、設置方法や電気工事技術が信頼できるしっかりした業者を選ぶこと

・既に設置している企業は、リスクを知り、低減するために、技能が高い業者にメンテナンスを依頼すること

・自社に合う保険を選択してリスクに備えること

 

「ユニバーサルエコロジー株式会社」は1996年の創業以来、太陽光発電を5,000件以上受注・設置してきた実績を持つ技術集団です。

 

当社は高い設計技術でリスクを低減する設計と、一貫した自社管理で工事の手抜きなどを決して許さない体制を持っています。そのため、発電効率のシミュレーションから、設置工事まで安心してお任せいただくことができます。また、既に設置されている設備についても、依頼があれば積極的にメンテナンスを行っています。当社の監視システムを採用していただければ、トラブルの予防や事後処理だけでなく、リアルタイムに設備を監視して問題点が小さいうちに対処することもできます。

 

「ユニバーサルエコロジーの選ばれる理由」

「ユニバーサルエコロジーの施工実績」

「自家消費型・太陽光発電とは?」

 

自家消費型太陽光発電設備については、初期検討から、他社で設置された設備のメンテナンスまで、ユニバーサルエコロジー株式会社にお任せください。

Pick-Upピックアップ